酔って会社への愛を語る

某企業さまの勉強会でお話させていただきました

昨日は、某企業さまの社内勉強会で、「強みとやる気を引き出すコミュニケーション」についてお話させていただきました。
今日はストレングスファインダーを扱わない、純粋な「コミュニケーション」についてです。
社内の勉強会なので、営業、総務、サービス、技術、開発部門などあらゆるセクションから、学びたい方たちが集まっています。
実は私、前に立つと、皆さん一人一人の表情がとても気になります。
ニコニコしている人は良いのですが、不安そうな顔をしている人、無表情な人が気になり、頭の中で、サーモスタットの温度図のように表示されるのです。
相手に効果的な言葉を駆使して思いを伝えたい「コミュニケーション」の資質と、楽しい気持ちになって欲しいという「ポジティブ」の資質が体の中からガーっと沸き上がってきます。

自分の聞く姿勢を人に見てもらう

今回、参加する皆さんの知りたいこと、身に着けたいこと、今気になっていることを、事前に教えていただきました。
その結果私がいろいろ話すよりも、体験していただくのが一番、という結論に達しました。
私の「話したい!」欲求も抑えることができます(笑)。
90分でクイズを含め、5つのワークという超体験型ワークショップです。
まず、聞く姿勢をいろいろ変えて印象を感じてもらったうえで、ご自分の聞く姿勢を他の人に見てもらいます。
微笑みながら頷いて聞く人、聞く側なのに話し始めてしまい、それに気づいて慌てて口を押える人、など皆さんの表情に動きが出てきました。
面白いのは、ちゃんと聞いてもらっているせいか、話している人が嬉しそうなこと。
始めの硬い表情とのギャップが大きくて、見ている私も嬉しくなります。

アドバイスのシャワーと質問のシャワーを体験

6月初のストレングスサミットに参加して改めて認識したことがあります。
企業が世の中の変化のスピードに対応し、イノベーションを起こすためには、「ボスからコーチへの転換」が鍵だということ。
その思いを込めて、アドバイスのシャワーと、質問のシャワーを体験していただきました。
まず話し手が抱える問題を話し、他の2人~3人のメンバーがアドバイスだけをし続けます。
次に、質問だけをし続けます。
アドバイスだけの時間のとき、興味深いことが起きました。
私の想定では、1人がアドバイスをして、次の人、という風に時間内でどんどん交代するはずでした。
しかし、手短にアドバイス、というのは非常に難しいようです。
思いを込めるあまり長くなり、時間中、1人の人のアドバイスで終わってしまう場面が多く見られました。
体験した皆さんからは、「質問の方が心にずしんと刺さった」、「アドバイスされると、どうしても反発する気持ちが湧いた」など、興味深い意見が寄せられました。

酔って会社への愛を語る

勉強会の後、懇親会にお招きいただきました。
お酒が回って本音が出始めた頃、社内のあるイベントについての話になりました。
聞いて驚いたのは、そのイベントは、アメリカや、日本のベンチャー企業が、従業員を大切にする取り組みとして最近積極的に取り入れているものでした。
この会社では、全社を挙げて、徹底して行っていました、それも戦前の創業以来ずっと。
赤い顔をした皆さんが、「このイベント、すごくいいんですよ、今度是非きてください。」と誇らしげに語る姿に、不思議な感動を覚えてしまいました。

実はこの日、約束の時間よりも10分ほど早く着いたので、受付で少し待たせてもらいました。
勤務時間を終わって退社する人たちが皆、笑いながら警備の人と大きな声で挨拶を交わしていました。
自分のサラリーマン時代、エントランスのゲートで、警備の人の「おはようございます、おはようございます」の声だけが、100本ノックのように響いていたのを思い出しました。

温かく、そして妙に懐かしい気持ちになって、帰路につきました。

この記事を書いた人

重次泰子

重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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