米国で初めてUberを利用して思ったこと

びっくりするほど便利

ネブラスカ州オマハで開催されたギャラップのストレングスサミットに参加しました。
4日間米国式食事が続き、ご飯が食べたくなった私たち。
夕食は中華料理を食べに行こうということになりました。
ホテルのフロントに相談すると、近くのチャイニーズならバスで連れて行ってくれるとのこと。
しかし、喜び勇んでいった店は、テイクアウト中心でビールも飲めない!
ちょっと離れたところなら、もう一軒あるとの情報。
バスは行ってしまったし、そうだ、日本でアプリを入れておいたUberを使おうということになりました。
行先を入れると、すぐに「4分後にナンバー○○○○の、ホンダシビックが来ます」と通知が来て、地図上に車が近づいてくるのが表示されます。
「運転は評価が星5つのNoah、社内の楽しい会話が評価されています」とNoahさんの写真が出てきます。
4分後に本当にNoahが運転するシビックが来て、定評通り、楽しく会話しながらドライブスタート。
この時は、同時に3台呼んだのですが、すべて5分以内に着ました。
目的地に到着すると、あらかじめクレジットカードを登録しているので、Noahさんにはお金を払う必要もなく「バーイ」と別れて終わり。
直後にメールが来て、「料金は6.7ドルです、Noahの評価は如何ですか?チップを加算されますか?」と聞かれます。
星の数を入れて1ドルのチップを追加して、決済終了。
食事が終わり、9時半にまたUberを申し込むと、星5つのJohnが5分後に来て、楽しく話をしながらホテルに送ってくれました。

日本ではライドシェアは規制で禁止

日本では、現在原則として国土交通大臣の許可のない自家用車は有償で輸送ができません。
従って米国で私たちが使ったライドシェアのサービスは利用できません。
Uberを利用しながら、私は実家の熊本でのことを思い出していました。
阿蘇くまもと空港から私の実家までは、空港ライナー(無料送迎バン)とJRを使ったあとは、路線バスが無いのでタクシーを利用します。
去年の始めくらいまでは、JRの駅前にタクシーが待っていたのですが、この頃はいません。
看板に表示されているタクシー会社に電話しても「車が近くを走っていないようで無線でつかまりません、すみません」と断られることが多くなりました。
流しのタクシーはまず捕まらないので、タクシーが帰ってくるのを待つしかありません。
30分待って、帰ってきたタクシーの運転手の方は、80歳前後かと思われるほど高齢でした。
「運転は大丈夫かしら」と失礼ながらどきどきしつつ乗りました。
タクシー業界の人手不足も深刻なようです。

日本の規制は何を守っているのか?

日本でタクシーの乗務員になるには、普通2種免許が必要です。
厳しい試験によって能力が担保される仕組みです。
タクシー会社に就職し、フルタイムで働くという昔からの就職形態です。
一方米国のUberのライドシェアのドライバーになるには、特別な免許は必要ありません。
利用者の評価でドライバーのレベルが担保されるシステムです。
実は利用者も評価されており、評価が低い場合は、ドライバー側で拒否することもできます。
予め登録されたクレジットカードで決済するので、車に現金を置く必要がなく、タクシーと比べて犯罪に巻き込まれるリスクが少ない。
一般の人が空いた時間に働くことができるので、気軽に収入をあげることができます。

米国で利用してみて、安全面や利便性、価格面でUberは優れたシステムだと感じました。
日本でも、人口減が深刻な地方では、是非とも活用すべきではないでしょうか。
気軽に利用できる足が無いから、高齢者が無理して運転して事故を起こしてしまう。
米国でうまく行っている実績があるのだから、導入すればよいことです。
日本の規制は何のためにあり、いったい誰を、何を守ろうとしているのでしょうか。
特区でゆるゆると実証実験をしている場合ではないと思います。

この記事を書いた人

重次泰子

重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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