「俯瞰して見る」ことの大切さ

富士山

私の中でコーチング、ストレングスファインダー、アクションラーニングという3つの柱が進行中です。
コーチングは、最近ICF(国際コーチ連盟)のマスターコーチ(MCC)である森川さんから指導していただきました。
また、ストレングスファインダーを使ったセッションでは、クライアントさんと、自分が上位に持つ資質が暴走しないためにどうする?という話をよくしています。
アクションラーニングでは、質問会議でコーチが介入して、皆に振り返りの質問をすることの重要性を学んでいます。
3つの柱で共通するのが、「俯瞰して見る」ことの大切さです。

コーチは「引いて、みる」

コーチングの対象者であるクライアントさんは、時に自分の目の前のことで頭がいっぱいなっています。
時に視野が狭くなり、苦しい中で何をすべきか考えるので、ますます苦しくなる。
森川さんは繰り返し言います。
「コーチがやるべきことは、引いて、みること。」
それによって、クライアントさんの中で「今何が起きているのか」、や「思考パターン」が見えてくるのだと。
アドバイスを活かし、「引いて、みる」質問を心掛けています。
「他にはどんなことが考えられますか?」
「今話したいことが話せていますか?」
思考を広げる質問をすることで、クライアントさんのモヤモヤが明確になっていきます。

自分の資質の暴走を防ぐためのワン・アクション

ストレングスファインダーの診断で上位に出てくる資質は、「自分が無意識に繰り返す思考や行動のパターン」です。
したがって、うまく使えば「強み」になりますが、むやみに暴走させてしまうと「弱み」になってしまいます。
例えば私の場合、「責任感」が、時に家族に対して暴走します。
やるべきことをやらない人を、必要以上に厳しく責めてしまうのです。
自分が暴走しそうなパターンが分かると、その前に一つのアクションを起こすことで防ぐことができます。
例えば私の場合なら、「洗面所に行って鏡を見る」ことです。
怖い顔をした自分を見るだけで、サーっとエネルギーが下がっていくのが分かります。
まあ、うまく行かないこともあるのですが・・・・
アクションは他に、「コーヒーを飲みに行く」、「外の空気を吸う」、「大きく体を伸ばす」など、人によっていろいろあるようです。
自分が暴走するパターンが分かれば、小さなアクションによって「自分を俯瞰」することができ、エネルギーを収めることができるのです。

「振り返る」チームは結果を出す

アクションラーニングでは、質問会議の途中で、コーチが介入をして、メンバーに「振り返り」を促します。
「私たちは言いたいことが言えていますか?」
「チームの雰囲気はどうですか?」
講座の中で練習しているときは、学ぼうとする人の集まりなので、雰囲気は終始和やかです。
従って、介入することの意味がなかなか腹落ちしませんでした。
しかし、実際の職場は、目先の仕事をこなすことが第一優先で、チームの状態を話題にすることはあまりないでしょう。
話題にできる雰囲気ではないかもしれません。
現状、チームの状態を振り返ることなく、結果のみを追い求めるチームが多いのではないでしょうか。
それでは一時的には成果が出ても、メンバーが消耗するので持続しないかもしれません。

チームの状態を振り返り、改善しようとすることで、人間関係が良くなる。
関係が良くなると、安心してアイディアを出し合うので、チームの思考の質が上がる。
思考の質が上がると、行動が起きるので、成果が上がる。
成果が上がると、チームの士気が上がり、さらに関係が良くなる。
このサイクルができれば理想的です。

「俯瞰して見る」のはなかなか難しいですが、個人、チームそれぞれのレベルで意識し続けることが大切だと思います。

この記事を書いた人

重次泰子

重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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