今朝、家事をしながらNHKの「あさイチ」をちらちら見ていた時、あるコメントが急に耳に飛び込んできました。
「デンマークの人は幸福の要求水準が高くないと思います。」
デンマークでお茶を買い付けるバイヤーの加藤安都子さんのコメントでした。
デンマークと言えば国連の世界幸福度ランキング(2019年)で2位。
デンマーク人は大切な人とくつろげる、「ちょっとした幸せ」を感じる時間をたくさん作っているそうです。
一方日本人の幸福度は58位、ここ数年低下傾向にあります。
そういえば、ストレングスファインダーの資質で考えると、日本人がトップ5に「最上志向」を持つ割合は、グローバルに比べ突出して高い。
「最上志向」は、よりよいもの、より高い水準を求め続ける才能です。
しかし、「もっと幸せになれるはず」と、より高い幸せの形を求めすぎると、今とのギャップが目について幸福度が下がる、もったいない使い方になってしまうかも知れません。
幸福度が上がるとは?
国連が発表する幸福度(データはギャラップ)は、主観的幸福を0~10で示したものです。
もし自分が答えるなら、何を基準にして決めるでしょうか?
人と比べて幸せかを考えて5以上にするかどうかを決める人もいるでしょう。
ただその場合、その人の周りに幸せそうな人が多ければ、「それに引き換え自分は」となって幸福度を低く答えてしまう気もします。
1日の中の「幸せを感じる時間」の割合を考えれば、人に左右されずに評価できそうです。
「幸せ」とは、その人にとって、「喜びや楽しさを感じる、嬉しい時間」とも言えます。
自分にとっての「嬉しい時間」を増やすことで、幸福度が上げられるのではないでしょうか。
自分の資質を理解して、「嬉しい」時間を多くする
ストレングスファインダーの結果で出た自分の上位資質を理解し、自分に問いかけていくと、自分の「嬉しい」状態を知ることができます。
例えば私は、社交性、責任感、信念、ポジティブが上位にあります。
それぞれの資質の特徴から、実際に自分が嬉しいと思うことを探していきます。
私の場合、
新しい人たちと知り合い、その人たちが自分に好感を持ってくれて、楽しそうにしてくれると嬉しい(社交性)。
役割を任せてもらい、「泰子さんは頼りになる」と言われると妙に嬉しい(責任感)。
世の中が、正しい方向に進んでいると感じると嬉しい(信念)。
前向きな人たちと一緒に仕事をすると嬉しい(ポジティブ)。
つまり私は、前向きな人たちと新しく知り合って良好な関係を作りながら、世の中にとって良いと思えることを、責任を持って任せてもらうこと、が最も「嬉しい」と考えられます。
全て叶えることはできなくても、「嬉しい時間」が過ごせる状況に自分を近づけることはできそうです。
まずは自分の周りの、ポジティブな人たちに会いに行くところからスタートしますか・・・・。