人の感情を察することができる人 「共感性」の資質の人

ストレングスファインダーの資質の中には、本能的に持っている才能と、仕事や環境などによって変動する才能があるようです。
その観点でいうと、「共感性」の資質は、前者、すなわち持って生まれた要素が大きい資質と言えます。

相手の感情を自分と同じレベルで感じることができる人

「共感性」の人は、他人の人生や状況を我が身に置き換えて感じ、その人の気持ちを察することができる才能の持ち主です。
誰かが喜んでいると自分のことのように嬉しいし、苦しんでいると自分もつらくなるほど。
常にアンテナが立っていて、周りの人の気持ちがスポンジのように入ってきます。
「共感性」の人に話を聞いてもらうと、理屈ではなく、こんな感じ、という雰囲気丸ごとをわかってもらえている気がして嬉しくなります。
この資質をリーダーが持っていると、メンバーがいつもと様子が違うときにすぐに察知し、さりげなく声を掛けるなど、安心感のあるチームを作ります。

人間の行動の7割は感情が決定すると言われています。
「直感」力に優れる「共感性」の持ち主は、相手のニーズを掬い取ることができるので、ビジネス、日常の人間関係など、ありとあらゆる環境で大いに役立つ才能です。

感情が分かりすぎて疲れることも

もっとも、相手の感情が分かりすぎるので、くたびれてしまうことがあります。
仕事の相手にメールを返信するときも、分かってもらえるか不安になり、下書きを繰り返してなかなか送れなかったり、必要以上に長くなってしまったりします。
ラインも、要件が終了しているのに、相手からのメッセージで終わりにできず、再度自分のメッセージを送ってしまいます。
「電話で話したい、直接会って伝えたいのに」、ストレスが溜まります。
また、「共感性」の資質は、相手の感情と自分の感情の区別がつかない才能。
特に心配事が無くても、1日が終わると妙にぐったりしています。
周りの人のネガティブな感情まで自分事のように背負ってしまうのです。

あなたが「共感性」が上位なら

感情のスポンジと言われる「共感性」の資質の方は、「才能とうまく付き合う」という感覚が大切だと思います。
吸収したもの、インプットしたものをアウトプットすることを意識しましょう。
まずは、テレビを消し、インプットしない、一人のゆったりした時間を持ちましょう。
ゲームをしたり、パズルをやるなど、感情とは関係ない作業に没頭したり、歌を歌ったりするのも効果があるようです。
アウトプットという観点でいえば、自分を理解してくれる人に思う存分話をするのも良いでしょう。
普段の生活で心がざわついたら、その感情が自分のものか、他人のものかを意識し、「これは自分の感情ではない」と線引きすることも重要です。

「共感性」の資質を持つあなたのおかげで、沢山の人が救われています。
ただ「すごく良かった」ではなくて、「○○がきちんと伝わってきてとても良かった」というあなたの表現には説得力があります。
「感じる」ことができる豊かな才能を、うまくコントロールしながら、是非使いこなしていただきたいと思います。

この記事を書いた人

重次泰子

重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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