すごいぞ、質問会議!

アクションラーニング基礎講座2日目

今日は昨日に続き2日目、実践を中心に学びました。
質問会議を3セッション体験します。
1回目の問題(議題)として、「独立後、自宅での生産性が低い」を提示しました。
参加者から質問を受け、「何が問題なのか」を詰めていきます。

質問会議開始

始まる時、自分の中で、着地点をある程度予想していました。
私の場合、ブレストをする相手がいると生産性が格段に上がることが分かっています。
おそらく、問題は「一人で仕事をしていること」あたりに収まるのではないかと思いました。
会議が始まります。
より多角的な面から見るために。「バカな質問をしましょう」と決めてありました。
「生産性が上がる方法をためしましたか?」
「今どういう生活をしているのですか?」
などの質問ののち、皆で、何が問題なのか、定義を行いました。
「生産性が上がるアクションを試していないことが問題。」と定義されました。
ただ、まだ議論が深まっていないと判断し、さらに質問を続けます。

予想しなかった結論

そのうち、私が全く予想しなかった質問が飛んできました。
「生産性が低いことの何が問題なんですか?」
「なぜ行動できないのですか?」
その時、私の中で気づきが起きました。
「生産性は高くなければならない」という思い込みで、せっかくの独立を楽しめていなかった。
体が縮こまって、ワクワク感がなくなり、行動を起こせなくなっていたのだと。
2回目の定義で、私は「自分がこうでなけれならないと思い込んでいることが問題」という結論にたどり着きました。

沢山の人からコーチングを受けている感覚

質問会議での質問は、どんなものでも構いません。
オープン、クローズどちらでもよいですし、「○○じゃないんですか?」のような誘導型でもOKで決まりはありません。
それでも、多様な人の、多様な角度からの質問は、大勢の人からコーチングを受けている気分になります。
そして、答えているうちに、自分の考えが偏り、視野が狭かったことに気付かされるのです。

問題の解決だけではない

質問会議の意義は、問題解決だけではないことがよくわかりました。
もっと内面的で、本質的な問題にたどり着きます。
深い気づきがあるので、私自身の行動変容や成長が促され、チーム全体も成長します。
成果を出せるチームに成長するための、非常に有効なツールだということが体感できました。

この記事を書いた人

重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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