奇跡のレッスン~ランディ・ジョンソンから学ぶこと

温かく真摯な人柄

人が好きなので、ドキュメンタリーや、インタビュー番組を録画しています。
今日はお正月に録画した「ランディ・ジョンソンの奇跡のレッスン」をみました。
ランディ・ジョンソンと言えば、5度もサイヤング賞を獲得し、40歳で完全試合を成し遂げ、46歳までの22年の現役生活で303勝をあげた、大リーグ史上最高のピッチャーの一人です。
現役時代は人間離れして、怖い印象しかなかった彼が、中学生相手にどんなレッスンをするのか。
意外にも、レッスンの中で見えてきたのは、人間味あふれる温かい人柄と、学び続ける真摯な姿勢でした。

ピッチャーを続ける限り学び続ける

彼の核となる資質として見えてくるのが、強烈な「学習欲」です。
最高のピッチャーになりたい、という「最上志向」はもちろんですが、学ぶことへの強いこだわりが感じられました。
「自分はそれぞれの段階で、常に違うことを学んできた」
「どんなレベルでも学ぶことはある」
「学ぶことをやめれば成長が止まる」
「自分の課題を達成するのが楽しかった」
46歳まで現役生活を続けて来られたのは、学ぶプロセスそのものを楽しむことができたことが、背景にあるのではないかと感じました。

故障や失敗からでも学べる「ポジティブ」な姿勢

もう一つ見えるのが、「ポジティブ」です。
「故障したとき、どんな気持ちで乗り切ったのですか?」という質問に、こう答えます。
「リハビリを通して自分の体を知り、効果的なトレーニング法を学ぶことができた。」
「プレーすることだけが幸せではない。」
どんなことからでも学べる「ポジティブ」な姿勢が、失敗しても落ち込まない、むしろ失敗から学べるという思考につながり、ジョンソン投手を一層強くしたのではないでしょうか。

自分が自分のコーチとなって修正する

ジョンソン投手が子供たちに教えた大切なことがあります。
自分を客観的に捉え、自分で修正する視点です。
なぜボールが浮くのか、自分がどういう状態なのか、どう修正すればよいのか、自分で考えるよう繰り返し求めます。
「マウンドでは、自分が自分のコーチになるんだ。僕が教えることはできないんだよ。」
子ども達は目を大きく見開いて、彼の話を聞いていました。
そして数日後、彼らは試合でピンチに直面したとき、パニックになることなく、見事に修正して切り抜けます。
中学生で自分を客観的に見つめ、修正できるとは、素晴らしい!
ジョンソン投手は最後に言います。
「皆に教えたことは、僕の人生そのものだ。」
子ども達の成長に目を細める彼の笑顔と、頑張る子供たちを見ると、こちらまで胸が熱くなりました。

この記事を書いた人

重次泰子

重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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