稲毛にあるCCRCを訪問しました。

新しい形の高齢者のコミュニティ

千葉県稲毛市にある、スマートコミュニティ稲毛を訪問しました。
ここは日本版CCRC(Continuing Care Retirement Community、継続的なケアのある高齢者たちのコミュニティ)の先駆けといわれるところです。
従来の高齢者施設と異なる所は、居住者が元気なうちに移住し、仕事や社会活動、生涯学習に積極的に参加する点です。
私の義理の両親も、昨年施設を見学し、そのコンセプトを気に入って、大阪から移住してきました。

既存の施設のリノベーションにより利用料を抑制

建物は、共用棟とプライベートのスペースに分かれています。
ショッピングセンターをリニューアルした大きな共用棟では、朝晩の食事のほか、サークル活動、自治会活動などが行われます。
そのほか、図書スペースやカラオケ、バー、その他ゆったりくつろげるスポットが沢山あり、一日好きなことをして過ごすことができます。
サークルも、スポーツ系から文化系、地域のボランティア活動など多岐にわたり、居住者は思い思いの活動を楽しんでいます。
共用棟の隣には、住居のマンションがありますが、何かあったときにはスタッフが24時間常駐し、対応してくれるので安心です。
これだけの充実した施設ですが、食事、すべてのサークル活動を含め、毎月一人10万円以内なので、厚生年金で賄うことができます(分譲マンションは別途購入)。

住み慣れた土地か、新たなコミュニティか

CCRCはもともと米国発祥ですが、日本でも2015年に政府が日本版CCRC構想を掲げたことから、全国に拠点づくりが始まりました。
日本版CCRC構想には、首都圏から地方への人口移動という狙いも含まれています。
私たちは退職した後、どういう生活を送るのかと言う大きな課題に直面します。
住み慣れた土地で、夫婦2人、もしくは一人で生活するのか。
新しい土地で、新たなコミュニティの中で生活するのか。
ここ稲毛の場合、居住者の平均年齢は74歳。
皆さん住み慣れた土地を離れ、新しい生活を始めることを決めて行動した人たちです。
80歳を過ぎて移住した両親の決断に感服すると同時に、新しい生活が、楽しく充実したものになることを心から願わずにはいられません。
3カ月前に引っ越してきたときは杖を突いて歩いていた母が、毎日の運動のおかげで、杖なしで歩けるようになっていました。
見送ってくれた時の両親の明るい笑顔をみて、少しホッとして帰路につきました。

この記事を書いた人

重次泰子

重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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