平成最後の年が始まりました

平成という時代

あけましておめでとうございます。
平成最後の年が始まりました。
この4カ月を、心の準備をしながら過ごすことができるのは、少し不思議な気分です。
思い起こせば平成は、バブルの終焉で始まりました。
私が銀行に就職したのは平成3年。
その前年の平成2年、就職活動で訪問していた外銀のトレーダーが、株価の急落に青ざめていたことを思い出します。
就職して6年ほど経ち、アジア通貨危機が発生し、日本も金融危機が起こりました。
ディーリング業務を担当していた私は、今日はどこが破綻するのかという、市場の切迫した雰囲気を肌で感じていました。
その後、出産して子育てに専念し、4年後に非正規雇用で復帰したとき、自分の境遇と同じように、日本が以前とは違うことを認識しました。
平成の時代は、経済面では、低成長、デフレ、財政悪化の時代と言えます。
また、阪神淡路大震災、東日本大震災を始めとする地震、豪雨など、災害が多発した時代でもありました。

新しい時代への希望

失われた20年を経て、日本人の価値観は大きく変わっているようです。
若者たちは、経済的な成功よりも、自分のやりたいことを重視する傾向が強いと聞きました。
私は、様々な価値観が認められるのは、非常に良いことだと思います。
新しい時代は、人口減で、女性の労働力が不可欠になるので、女性の発言が認められるチャンスでもあります。
女性だけでなく、すべての人がきちんと自分の考えを主張できる世の中であってほしい。
人口減少が加速して、低成長が続く中、生産性を引き上げるためには、斬新なアイディアから生まれるイノベーションが不可欠です。
皆が多様な考えを活発にたたかわせ、日本のあちこちでプラスのエネルギーが生まれ、日本全体が元気になる、そんなワクワクする時代がくればいいと思いませんか?

この記事を書いた人

重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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