伊調馨の顔が物語ること

別人のような顔

昨日スポーツニュースで伊調馨さんの顔をみて驚きました。
風貌が全く違う。
そう思いませんでした?
顔も体も一回り細くなり、伏し目がちの目からは黒い光が鋭く放たれていました。
オリンピック4連覇して、国民栄誉賞を受けたあと、コーチのパワハラ問題で長期間練習できなかったともいわれています。
その間彼女は、時折冷静で控えめなコメントを発表する以外、表に出ることはありませんでした。
彼女は何を考え、何を決めてきたのでしょうか。

鋼のような体とあきらめない精神力

一回り細くなっていましたが、以前よりも筋肉質になり、鋼のような体になっていました。
地位も、名声もすべて得たはずの、彼女のゴールは何だろうか、そう問わずにはいられませんでした。
全日本選手権の決勝で、伊調馨さんは残り10秒で逆転勝利をおさめ、優勝しました。
技を仕掛けてから倒して相手を裏返し、後ろに回るまで、わずか6秒。
最後まであきらめないこの精神力は、どこから来ているのでしょうか?

毎日の蓄積が顔に出る

伊調さんの顔は、まるで洞窟にこもって修行をしてきた宮本武蔵のように、他を寄せ付けない、引き締まったものでした。
私の想像ですが、伊調さんは、レスリングをしたいのか、やめるのか、徹底的に考え抜いたのではないか、そしてやると決めてきた。
伊調さんの顔には、悩んだ末の覚悟が感じられました。
私もちゃんとしなければ、毎日の過ごし方が、顔に出てしまう。
まずいまずい。
身の引き締まる思いでした。

この記事を書いた人

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重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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