問題を解決して元に戻してくれる人、「回復志向」の資質の人

問題が発生したとき、頼りになる人

チームでトラブルが発生したり、家庭内で問題が起きたりしたとき、解決してくれる、とても頼りになる人がいます。
「回復志向」の資質の人です。
この資質は、人であれモノであれ、何か欠けている状況を元に戻す才能です。
困っている人がいれば助ける、壊れているものは直す、病気が見つかれば治すために動きます。
この資質の人がいてくれると、コピー機が故障したまま放置されることはありませんし、誰かが困っているのに知らんぷり、ということもありません。
多くの人のイライラを解決してくれる、とても有難い人です。

問題点に目が行き過ぎることも

この資質の人は、良いところよりも、問題点に目が行きます。
そのため、現状を評価するよりも、欠点を指摘するネガティブな発言が多くなりがちです。
また、問題を解決できない状態を受け入れられないことも多い。
問題がわかっているのに解決しようとしない人や、言っても通じない小さな子ども、そして時には自分を責めてしまう場合もあります。
問題は問題として、とりあえず先に進むことができないので、周りの人が疲弊する事態も。

あなたが「回復志向」が上位なら

まず、問題点を見つけて元の状態に戻すことができる、あなたの才能を、周りの人にわかってもらいましょう。
チーム内での混乱した状況や問題点を解決することで、あなたの信頼度が上がります。
そのためには、非生産的な使い方にブレーキをかける方法を考えておきましょう。
まず、問題解決に時間をかけすぎないよう、工夫しましょう。
解決したときのイメージを、ビジュアル化して明確にしておくと、スピードが速まります。
自分一人でやろうとせず、協力してくれる人に頼んだり、他のサービスを利用したりする選択肢を持つことも大切です。
また、自分や人を責めてしまいたくなったら、責めるよりも他の方法をとる方が、解決が早いことを頭に入れておきましょう。
「思い通りにならないこともあるさ」というセルフトークも有効です。

この記事を書いた人

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重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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