話すことで気づく、自分の資質の「もったいない使われ方」

「早く寝られない」という事実の裏側

先日参加したストレングス・ラボでのトレーニングの一コマです。
私が、最近困っていることを話し、残りの2人がそれを聞いて、私の資質の「もったいない使われ方」をフィードバックします。
「昼間のパフォーマンスを上げるために早く寝たいのに、どうしても出来ないんです。」
「どうして遅くなるんですか?」
「お風呂を掃除しないと気持ちが悪くて、最後に入るので。」
「弁当のおかずが足りないと、準備しないといけないので。」
「ブログも3行でいいと言われても、ちゃんと書かないといけないと思ってしまって。」

「責任感」と「信念」が暴走している?

まず指摘されたのが、私が「○○しなければいけない」という言葉を沢山使うこと。
私の話を聞いていた一人が、不思議そうに尋ねてきました。
「お風呂は、入る前に掃除すればいいんじゃないですか?」
「弁当は、冷凍唐揚げを大量にチンすれば、男子は大満足ですけど。」
「ブログは沢山書かなくても、行間を3行くらい開けて書けばいいんじゃないですか?」
もう一人の人が指摘してくれました。
「責任感」と「信念」の「こうしなければ」、「こうあるべき」に縛られているように見えますよ。

人に話すことで気づくこと

このトレーニングでは、私は3分間、否定されることなく、遮られず、思ったことを話し続けました。
途中から、「しなければ、という言葉ばかり使っているな」と薄々感じていました。
そのうえで、フィードバックをもらったので、ストンと腹落ちしたのです。
それにしても、「責任感」と「信念」が上位でない人からすると、私の行動は不思議だったようです。
フィードバックしてくれた方の、不思議そうな顔が忘れられません。
自分では当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではない。
そしてそれがマイナスに作用しているかもしれない。
自分のことはある程度理解していたつもりでしたが、まだまだでした。
目から鱗の体験でした。

この記事を書いた人

重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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