朝ドラの脚本で感じたこと
数年前のNHKの朝の連続テレビ小説「あさが来た」を見て気付いたことがありました。
ヒロイン広岡浅子の受け答えです。
どんなに嫌な相手でも、必ず「へえ、そうだすなあ、確かに○○さんのおっしゃることはその通りだす。」
必ず相手の意見をいったん受け入れてから、自分の意見を述べるのです。
広岡浅子という女性は、明治という時代に保険会社を創業し、日本女子大学を創設するなど、数々の偉業を成し遂げました。
私は、脚本家の大森美香さんが、しなやかに道を切り開くヒロインのキャラクターを表現するために、受け答えの表現を意識されているなと感じました。
人は自分を理解してくれる人の意見を聞く
自分が何かを言ったとき、「確かにそうだよね」と受け入れてくれると、相手に好感を持ちます。
そしてその人の話を聞こうという気になります。
逆に、否定されると、こちらの気持ちも頑なになって、相手の意見を聞くのが嫌になります。
新しい提案をするときも同じです。
相手に今までの方法はダメだ、だからこれをやりましょう、というと、やはり相手は聞いてくれないかもしれません。
今までの方法でもいいかもしれません、もう一つの選択肢を持っては如何でしょうか?
より進化するとしたら、この方法を加えてはいかがでしょう?
こういわれたら、確かに聞く気になります。
相手を否定せずに受け入れることは、皆が気持ちよく物事を前に進めるためにとても効果があると感じました。
私はちゃんとできているだろうか、特に反抗期の家族に・・・
ちょっと反省しました。