引き受けたことは高いクオリティで必ずやり遂げる人、「責任感」の資質の人

一度約束したら、必ずやり遂げる人

この人に任せれば絶対大丈夫、と信頼を集める人がいます。
「責任感」の資質が上位にある人です。
一度仕事を引き受けたり、自分がやるべきことだと判断したりすると、必ずやり遂げます。
クオリティにもこだわります。
いい加減な仕事をするのは自分が許さない、という強い正義感のもとで動くのです。
自分にも厳しいですが、人にも厳しい。
約束を守れない人、やるべきことをきちんとしない人を責めてしまうことがあります。
管理職の方の場合、部下ができないと判断すると、部下の仕事をいつの間にか自分で抱え込んでしまうこともしばしば。
仕事が完了できないのではないかと不安な気持ちになり、胃薬にお世話になることも・・・

信頼されることが嬉しい

「責任感」の資質の人は、信頼され、自分がそれに応えることができる状態が嬉しいのです。
仕事が完了し、自分の役割が果たせると、それまでの難しい顔が嘘のように笑顔になります。
この資質の人に仕事を頼む場合、断片的に頼むのではなく、この人のやり方を信頼し、全面的に任せる方が、モチベーションが上がります。
誠実で、プロ意識の高い仲間と、信頼し合いながら前に進む。
「責任感」の資質の人が一番気持ち良く、成果を上げられる環境です。

自分が「責任感」の資質が上位なら

「責任感」は実行する力で、とてもエネルギーが高い資質です。
やりたい、というよりも、やるべき、という気持ちで行動を起こします。
その場合、自分のできる範囲の仕事かどうか、よく見極めることが大切です。
引き受けるべきだ、と行動してしまう気持ちを、をうまくコントロールしましょう。
「おっと、この仕事、本当にできるのかい?」というセルフトークが有効です。
自分が十分に対応できる仕事であれば、クオリティを追求し、余裕をもって仕上げることができます。
万が一、約束を果たせなくても、そこまで罪悪感を持つ必要はありません。
過剰に償おうとしたり、自分を責めすぎたりしないようにしましょう。
あなたが築き上げた信頼が、そう簡単に崩れることはないのですから。

この記事を書いた人

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重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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