資格は取れなくても気にしない、学ぶのが好き、「学習欲」の資質の人

学ぶ体験やプロセスが好き

常に何かを学んでいる人がいます。
それも、単に本で学ぶだけでなく、実際に英会話教室や料理教室に行って体験しながら学ぶ。
「学習欲」の資質を上位に持つ人です。
さぞかし沢山の資格を持っているだろうと思いきや、意外とそうでもない。
資格を取ることが目的ではないのです。
試験に落ちてもあまり気にしない。
知らないことを知る、出来なかったことができるようになる、そのプロセスが好きなのです。
自分がわかる、出来るという感覚が嬉しいので、ある程度学んでその感覚が薄れてくると、飽きてしまいます。
モノになる前に、次のことを学び始める。
せっかくなら資格など、学んだ証を残せばいいのに、ちょっと残念・・・・

謙虚で、新しい分野に抵抗がない人

「学習欲」の資質の人は、「自分はまだ途上」という意識が強いので、とても謙虚です。
沢山学んでいるのに、知ったかぶりするような態度はとりません。
自分の知らない分野について、常にオープンな姿勢で臨みます。
新しい担当に就くとその分野のことを学ぶ。
営業職に就くと、お客さんについて学び、求められるサービスを提供することができます。
チームや家族にいてくれると、一緒にいて気持ちが良いし、とても心強い。
常に学び続けるので、見た目も若々しく、実に生き生きとしています。
学習欲は途切れることのない、内なるエネルギー。
人生を楽しむ達人、と言えるかもしれません。

自分が「学習欲」が上位なら

今の時代は成果を求められる時代です。
そんな中で、結果や成果を重視しない「学習欲」の資質の人の学び方は、批判を受けることもあるでしょう。
でも、何の罪悪感も持つ必要はありません。
学ぶことで、心が豊かになり、生き生きと過ごせるなんてすばらしいことです。
自信をもって自分が学んでいることを、他の人に伝えましょう。
アウトプットすることで、「学ぶ」行為が、さらに意味のあるものになります。

この記事を書いた人

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重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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