話すことが無くても話せる人、「コミュニケーション」の資質を持つ人

口に脳みそがある人

話すことがまとまっていなくても、上手に話せる人がいます。
コミュニケーションの資質を上位に持つ人です。
比喩や、具体的なエピソードを交えて、実に生き生きと話をします。
突然指名されても大丈夫、頭が真っ白でも大丈夫です。
なぜならこの人には、口に脳みそがあるから。
とにかく何でもいいから話を始めれば、話すことがどんどん湧いてくるのです。
会議で誰も発言しないときは、この人から始めてもらいましょう。
きっと、うまく盛り上げて、他の人が考える時間を作ってくれます。
時に、話し始めると止まらなくなることもあります。
もうそろそろ終わりにしてくれないかなあ。
ちょっとげんなりする場合も。

相手の心に残るように話ができる人

相手にわかってもらいたいとき、心に残るよう伝えたいとき、この資質の人はものすごい能力を発揮します。
プレゼンテーションをするときも、原稿などは作りません。
その場の雰囲気を感じ、参加者の顔をみて、最も的確な言葉を選んで話をします。
生きた言葉にこだわります。
聞いている人に、ワクワクしてほしい、笑ってうなずいてほしいのです。
新しい商品を披露するとき、チームの研究成果を発表するとき、お客様に何かを提案するときなどに、極めて頼もしい存在です。

自分が「コミュニケーション」の資質が上位なら

コミュニケーションの資質は、とても影響力のある資質です。
話したい、伝えたいというエネルギーがとても強い。
自分がコミュニケーションの資質が上位なら、このエネルギーをうまく制御することが大切です。
存分に発揮してよい時か、ブレーキをかけるべき時か、アンテナを張りましょう。
ただの「おしゃべりな人」になってしまってはもったいない。
「私、このまましゃべっていいのかな?」というセルフトークが有効です。

この記事を書いた人

重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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