企業の研修に参加しました

自分の「当たり前」は人には「びっくり」

先日、ある企業の研修に、サポートコーチとして参加しました。
自分の強みは何かを理解し、どう活かすかを考える研修です。
管理職手前の若手リーダー達が横断的に集められていました。
職種が違うので、互いにあまり面識はなく、緊張した面持ちです。
手元には、受講者全員のストレングス・ファインダーの診断結果(1~10位まで)が配られています。
沢山の人が共通して持っている資質もあれば、自分と数人にしかない資質もある。
自分が当たり前だと思っていたことが、他の人にはそうではないことを自覚します。
例えば、「規律性」という資質、日本人でこの資質をトップ5に持つ人は4%しかいないレアな資質です。
規律性の持ち主が発表します。
自分で決めたルールは必ず守ること、ジョギングをやると決めたら必ずやるなど習慣化が得意であること、など。
「えー?そうなの?すごい、私にはできない!」
皆さん、自分と人との違いが面白くなり、大いに盛り上がります。

強みを自覚し、活かし方を考える

次に、自分の資質を使ってうまくいったことを棚卸しします。
例えば先ほどの「規律性」を持つ方なら、

プロジェクトのスケジュール管理を任され、締め切りにきちんと納品できたこと
筋トレやジョギングを続けるのが得意で、体型を維持できていること。
英語の学習を毎日続け、TOEICで高得点をとれたこと、など。

そして、受講者同士で、自分の資質をどう使えば強みになるのかを考える、1on1のコーチングセッションを体験します。
コーチをする人は、質問をして、相手が考えるのを、口を挟まずにじっと聞きます。
自分だけでなく、人の強みは何か、どうすれば活かせるのかを考える、貴重な時間です。

承認し合う

最後は、受講者のグループで、お互いの強みを承認し合います。
1人に対し、他の5人がメッセージを送ります。
「○○さんは、一つのことを持続的にやり続けることができて素晴らしいと思います。」
「○○さんがいてくれれば、効率的なスケジュール管理をしてくれるので信頼できます。」
「○○さんは、共感性の資質もあって、私の気持ちをしっかり受け止めてもらえている気がしました。」
メッセージを受け取る方は、慣れていないのか、恥ずかしそうです。
うつむいて顔を赤らめる方もいます。
しかし、承認のシャワーの力は大きい。
皆さん、研修の終わりには、別人のようにぱっと明るい顔になっていました。

職場のチーム全体で共有したい

受講者の方たちの感想です。

「自分の強みと活かし方がわかったので、明日からは意識して使いたい。」
「職場の上司やチームメンバーもこの研修を受けてほしい。皆で互いの強みを認め合えれば、モチベーションが上がる。」
「職場のチームで互いを承認する雰囲気があれば、怖がらずに新しいアイディアを出せる。」

せっかく自分の強みがわかっても、職場で発揮できなければ全く意味がありません。
平日一番長い時間を過ごすのが職場です。
チームメンバーが、のびのびと自分を出せる、心理的安全性が確保された職場。
そこには、この日の皆さんのような、明るくやる気に満ちた顔があるのだろうな、と感じました。

この記事を書いた人

重次泰子

重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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