現代語訳「学問のすすめ」(斉藤孝訳)を読んで感じたこと

こんなに面白いとは知らなかった

まず、大学時代、福沢先生の本を読めと言われながら、読まなかったことを告白します。
「学問のすすめ」も「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」のみ。
斉藤孝さんの現代語訳を読んで、まず、活き活きとした、潔い文章にワクワクしました。
良いものは良い、悪いものは悪い、単純明快でなんとも気持ちが良い。
また、明治の初めに書かれた本なのに、古めかしさが全くない。
現代の私たちが読んでも、はっとするような気づきがありました。
封建時代から急速に文明国となり、先進国の仲間入りをして、奇跡と言われた明治維新。
そのころの日本人の方が、今よりずっと志が高かったのではないか。
そんなことを考えてしまいました。

学問をする意味とは

福沢諭吉は、学問をしても、それによって「衣食住を得るだけなら蟻と一緒」だと言います。
学問をする目的は、われわれの生きた証を残して、これを長く後世の子孫に伝えるためだと。
そのために、より高い学問をするべきだと説いています。
ハッとさせられる言葉です。
今よりもより良い世の中にして、後世に引き継ぐ。
私たち日本人は、それができているのでしょうか?
折しも今日、財政制度審議会が、平成時代の財政政策の失敗を認める内容の建議書を提出しました。
「健全化どころか、一段と財政を悪化させてしまった平成時代の過ちを二度と繰り返してはならない」と。
せっかく高い学問を修めても、政府が間違った方向に進むのを看過しては意味がない。
「ひどい政府は愚かな民が作る。」
明治維新を成し遂げた先人たちから、叱られてしまう気がしました。

この記事を書いた人

重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

詳しいプロフィールはこちら