「指令性」の資質を持つ人
とても強い存在感を持つ人がいます。
「指令性」の資質を持つ人です。
この資質をトップ5に持つ人は20人に1人を下回るほど少ない、なかなかレアな資質です。
とてもストレートで率直なものの言い方をします。
不器用なほどに、言葉と行動が一致していて、嘘がない。
とても頼りがいがあり、この人からかけられた一言は、とても重みがあります。
うまく使えば、この上なく人を元気づけることができる、影響力の大きい人。
下手に使うと、周りの人を威圧し、空気を凍らせてしまいます。
自分の「指令性」を意識すると強力な力を発揮
この資質の持ち主には、是非この資質を早く自覚し、うまく使ってほしいと思います。
トップ5の資質は、自分の「鼻」なので、自覚がない。
この人が発する言葉は、自身が思うよりもずっと影響力があり、所属するコミュニティの雰囲気を左右します。
この人が負のオーラを放つと、周りの雰囲気も重くなります。
前向きな推進力につながれば、チームがまとまり、強力な力を生み出すことができます。
組織に対し、間違いを指摘できる存在
このところ、大きな組織での不正が相次いでいます。
経営幹部が間違った行動をしても、「前例踏襲」が続くと、組織の中では正しいことのようになってしまう。
「空気を読む」「忖度する」「同調する」ことは、時に組織を誤った方向に向かわせる危うさを秘めています。
組織の中で、「指令性」を持つ人は、Noが言える人としてとても貴重な存在です。
この資質を持つ人を、うまく活かすことが大切です。
まず持ち主自身が自覚すること、そして周りもその良さを理解することです。
組織が間違った方向に進もうとしているとき、しっかりNoと言える人がいること。
それが、その組織の財産だと思います。