セルフトークのススメ

おじいさんに教わったこと

コーチングを学ぶなかで、感情のコントロールに、セルフトークが有効であることを教わりました。
日常の小さな感情の乱れを、セルフトーク、つぶやきで鎮める方法です。
私もあることがきっかけで、使い始めたセルフトークがあります。

私はせっかちで、歩くのがとても速い。
電車の乗り換えでも、前を歩く人についイラついてしまうことが多くありました。
自転車に乗っていても、前をゆっくり走る人にイラっとしてしまう。
子どもがまだ小さいとき、幼稚園から、急いで迎えに来てくださいと連絡があったときのことです。
自転車に飛び乗り大急ぎで幼稚園に向かう途中、焦るあまり、前を走るおじいさんに「チャリンチャリン!!」を鳴らしてしまいました。
次の信号で止まっていた時、その方が横に来て一言、「そんなにチャリンチャリン鳴らすもんじゃない、驚いてしまうだろう?」
その通りだと思いました。
それ以来、朝の通勤ラッシュの時、「急ぐのは私の都合」とつぶやくことにしました。
「(目の前の)この人は何も悪くない」が続きます。
気が付くと、会社に着くまでに10回くらい唱えていることもありました。
つぶやくと、不思議とスーッと落ち着きます。

上位資質をコントロールするときにも使える

セルフトークは、自分の上位資質が暴走しそうな時にも使えます。
上位資質は、うまく使えば強みになりますが、非生産的に使うと弱みになってしまいます。
例えば私の「個別化」の資質。
みんな一緒くたにされるのが嫌いです。
会話の中で、「バブル世代ってみんな○○だから」とか、「この世代の女性ってみんな・・・」などの発言を聞くと、「みんなじゃない!!」と無駄に熱くなります。
そんな時、「はいはい、落ち着け個別化、誰もがそう思っているわけじゃない」と心の中で唱えます。
ほかにも、例えば「回復志向」の資質の持ち主の場合。
自分のマイナスの部分に目が行き過ぎて自分を責めてしまうときがあります。
そんなときも、「回復志向が強く出ているぞ、自分に厳しすぎるぞ」などのセルフトークを使うとよいと思います。
ちょっとしたことですが、心のざわつきが小さいうちにセルフトークを使うと、穏やかな時間が増えて、いろいろなことがうまくいく気がします。

この記事を書いた人

重次泰子

重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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