LGBTが話題にならない社会に

様々な色のコスモス畑

LGBTを開示するのは勇気がいる

NHKで経済評論家の勝間和代さんのインタビュー番組をやっていました。
自宅で効率的に生活するためにやっていることについて、いつもながら明快に話をしています。
自分がADHD(注意欠陥多動性障害)であることもさらりと話していました。
その勝間さんの顔が、突然こわばりました。
自身に女性のパートナーがいることについて開示したことに話題が移ったときです。
「周囲の反応が心配だった」
「仕事を失うのではないかという恐怖があった」と。
実際に開示した後の周りの反応は非常にポジティブだった半面、匿名の掲示板での中傷は続いている。
話しながら声を詰まらせる場面もありました。

必要とされる部分以外に蓋をする、ということの弊害

今「ティール組織」という本を読んでいます。
現在の大部分の企業の形態は「達成型組織」と呼ばれるものです。
そこで働く人は、全人格のうち、仕事で必要とされる部分だけを会社で発揮し、それ以外の自分には蓋をして活動させない。
「自分の一部を家に残してくるということは、そのたびに自分の可能性や創造性、情熱の一部を切り離してくることを意味する」。
したがって多くの職場で生気がない、という副作用が生じている、と。
勝間さんのこわばった表情を見たとき、そのことを思い出しました。
組織も社会も同じことではないかと。

LGBTが話題にならない社会に

勝間さんによると、人口の約5%がLGBTだそうです。
もし5%の人が、自分の大切な部分に蓋をして、委縮したまま力を発揮できないとしたら、経済的な面だけでみても大きな損失です。
人間のやる気をそぐ社会は、活気もなくなり、イノベーションも起きません。
人は、安心して自分を出せる環境で、初めて力を発揮できる。
LGBT?それが何か問題でも?
そういう社会であってほしいと思います。

この記事を書いた人

重次泰子

重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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