その気になれば変えられる

テレビを見ていると目につく、「変わらない日本」

外出自粛生活も2か月近くになってきました。
心の乱れを防ぐため、情報とは距離を置くことを心掛けていますが、ニュースを見るたびにやはり毎日突っ込みたくなります。
例えば連日ニュースのトップで伝えられる、「今日の東京都の感染者数は○○人」。
でも確か、日本のPCR検査の実績はOECD35か国中34位って昨日発表されたはず。https://read.oecd-ilibrary.org/view/?ref=129_129658-l62d7lr66u&title=Testing-for-COVID-19-A-way-to-lift-confinement-restrictions
「そんな中で、この数字発表する意味がある?」
「なんで日本は検査数を増やせないの?」

昨日、補正予算が成立し、10万円の一律給付、事業者への給付などが実施されることになったとのニュース。
「遅い!」
「なんで日本は政策を決めるのにこんなに時間がかかるの?」
頭の中はついつい批判モードになってしまいます。

しかしよく見ると着実に変化が起きている

スピードが遅い!と思う一方で、よく見ると、これまでに無い大きな変化も起きています。
例えば、リモートワーク。
厚生労働省の第3回調査によると、全国のテレワーク実施率は、第1回の調査(3月末)から第3回(4月12・13日)までで13.99%から26.83%に上昇。https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_11109.html
東京は30.71%から51.88%に上昇しています。
世界で見たレベルとしては低いかもしれませんが、この短期間で20%ポイント上昇はすごい変化です。

例えばオンライン診療。
4月13日から初診のオンライン診療が解禁されました。
期間限定とはいえ、規制緩和した意味は大きいと思います。
これまで長い間審議されて来たのに、抵抗する意見が根強くて進まなかったことが一気に進んだのですから。
遠隔地に住む人、体が不自由で病院に行くことができない人などにとって恩恵は大きいですし、医療費抑制も期待できます。

また、9月入学についても一気進みそうな気配です。
海外のスタンダードに合わせることのメリットは十分に議論されてきました。
海外、国内、双方から留学がしやすくなること、インフルエンザなど流感が蔓延する冬と受験期がずれることで受験生の負担が軽減すること、など。

これらは、「いつかはやった方がいいことは分かっていたけど、後回しになったこと」です。
新型コロナはもちろん無い方が良かった。
しかし、それによって、「その気になれば変われる」ということをも分かりました。

その気になれば変えられる

そんなことを考えながら、ジェレミー・ハンター著の「ドラッカー・スクールのセルフマネジメント」を読みました。

すると、「他者をマネジメントするためには自分をマネジメントすること」という記述が目に飛び込んできました。
「人を批判する前に、あなたは自分のマネジメントができてる?」
そう質問されているようで、ドキッとしました。
いつかやろうと思っていたけど、目をそらしていたこと、は沢山あります。
毎日ちゃんと続けていればもっと使えるようになっていたはずの語学、続けていれば増えているはずの筋肉、無駄に使ってしまった時間・・・・・・。
そういえば、と子どもがまだ小さいころに一緒にヨガをやっていたママ友から、10年後にもらった衝撃の年賀状を思い出しました。
「ヨガのインストラクターの資格を取りました、ウエスト58センチ、ヨガ最高」。
その時の私はとっくにヨガをしなくなり、肩がこる、体が硬い、体調が悪いとぼやいていました。
あのままちゃんと続けていれば、私もこんな風に変われていたかもと、美しいママ友の写真と自分を見比べ呆然としたものです。

この本では、セルフマネジメントについてこのように定義しています。

「自己の内面を見つめ、自分の感情や願望を知り、そのうえで外側の世界に働きかけ、より良い結果に近づけていくこと」

そう考えると、時間の使い方、トレーニング、人への接し方、自分の仕事、社会へのかかわり方など、いつかはちゃんとやらなきゃ、考えなきゃと思いつつ、できていないことがまあ沢山あることか。
そして、批判することはできても、「自分がどんな社会を望んでいるのか」、「具体的に何をしたらよいのか」を言語化できていないことも分かりました。
巣ごもり生活は長引きそうですが、緊急事態宣言が延長される1か月の間で考えると、取り組むべきことは沢山ありそうです。

この記事を書いた人

重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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