会社を退職して1年経って思うこと

組織を離れたら、能動的になりました

昨年の8月末に、12年ほどお世話になった会社を退職してから、早くも1年が経ちました。
それにしても、退職して1年、個人事業主になってからの11カ月は、サラリーマン時代の自分が過ごしてきた時間と比べ物にならないほど濃密でした。
パワーが落ちて、止まりそうだった車に、強力なエンジンがついて、猛烈に走り出したような感覚とでもいいますか・・・
組織という後ろ盾が無いので、お尻に火がついて走っている、というのも正しいし、やってみたら楽しくて気が付いたらスピードが上がっていた、というのも正しい。
組織から離れるということは、それだけ自分の心持が変わる、ということだと思います。
じっとしていても仕事は来ない、とにかくインプットして、新しい人と出会って、ネットワークを作って、次はどうする?その次は?自分の頭で考えて、動くしかない。
という訳でこんな私でも、かなり能動的になりました。

いま日本の企業で何が起きているのか?

有難いことに、この10カ月で、20社以上の企業の研修に携わらせて頂きました。
私をチームの一員として加えてくださった先輩方に心から感謝です。
ところで・・・・
多くの企業幹部、部長クラスの方がおっしゃることが、「従業員が皆受け身、指示待ち。自分から動いて、アイディアを出して欲しい。」
あくまでこれは私の印象ですが、大きな企業で、ラインが長く、部署が細分化されているところほど、そんな傾向があるような気がします。
なぜ従業員は能動的になれないのでしょう?
チーム内や上司との関係性が良くないので、エネルギーが下がってしまっているのかもしれません。
または、同じ組織で似たような仕事を繰り返していて、自身が新しいことを学ばなくなっているのかもしれません。
日本で、熱意を持って働く人は全体の6%、米国の約30%に比べて非常に少ない。
組織から離れて思うのは、確かに今の私は好きな仕事をやっているし、自分の強みを活かしているので、エンゲージメントは超高い。
しかし、皆が組織を離れればいいとは思いません。
大きな組織でなければ成し遂げられないことは多いはず。
これも、組織を離れて思うことです。
理想は、大きな組織で、個人が積極的に自身の力を付け、縮こまらずにのびのびと動ける状態だと思うのです。

副業で世界を広げることのメリットは大きい

私たちのコーチ仲間では、副業をしている人が沢山います。
自分の仕事は年休を取って、一緒に別の会社の研修に入ります。
話を聞くと、そのメリットはとても大きいようです。
まず非常に勉強になり、自分のスキルが上がる。
会社以外の人とのネットワークが広がる。
自分の専門外の業種の人、自分で会社を経営している人、などが、自分の知らないこと、挑戦していることを沢山教えてくれます。
世界が広がるので、会社に戻った時、自分の仕事をまた違った観点で捉えることができます。
会社の自分の部署とお客さんの世界だけが自分の世界ではないことを知ります。
個の力を強くし、能動的になるには、良いのではないでしょうか。
副業を認めます、と言っても、実質的には許されないところも多いようです。
是非積極的に認めていただき、従業員のエネルギーが上がり、熱意を持って働く人が増えればいいなと思います。

この記事を書いた人

重次泰子

重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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