初めてのハーフマラソン体験記(2 当日~ゴールまで)

当日は雨のスタート

6時スタートに備え、3時半に起床しました。
興奮していたのか、旅館の空調の音が気になったのか、あまり眠れませんでした。
前日からの雨がやまず、100均のポンチョを着て、車で指定された駐車場に向かいます。
スタート2時間前におにぎりを食べたほうがよい、とのアドバイスに従い、4時過ぎにコンビニで梅干しのおにぎり1つを購入して食べました。
駐車場からはシャトルバスに乗るのですが、すでに長蛇の列。
雨が小降りになってきたのが幸いです。

準備に手こずり、最後尾からのスタート

マラソンって、スタート前の準備が大変なんですね。
荷物をトラックに預けるのも、お手洗いも長蛇の列で、気が付くとスタートのウェーブが始まっていました。
もう指定されたスタート地点に行くことはできないので、最後尾でのスタートになります。
6時、ピストルが鳴り、スタートです。
とはいっても、人の波で全く進みません。
10分後にようやくスタートゲートに到着、歩きながらのスタートです。ここで、自分の心拍数を見て驚きました。
まだ全く走ってもいないのに、168!
前日眠れなかったのがいけないのか、単に興奮しているのか。
あまりの非日常に、自分の体の状態が全く把握できない感じです。
ゆっくり目に走り、様子を見ることにします。


ちなみに、今回初めて、腰回りがメッシュになっていて、小物が入れられるランニングパンツを試してみました。
これは非常に便利、お勧めです。
色々な大きさに仕切られていて、小銭を入れても、スマホを入れても全く揺れないので走りに集中することができました。

7キロ過ぎから苦しくなってきた

脈拍は走り始めたら次第に下がってきて140レベルに。
体調も良いので安心して走れるな、と思ったところに、雨も上がり、気温も上がってきました。
ポンチョをごみ箱に捨て、両腕のガードも外しました。
湿度が高いので要注意、途中熱中症で倒れている人もいました。
そんな中で給水や、牛乳、野沢菜、サクランボアイスの差し入れは本当に有難かったです。

しかし、私が走れる最長距離の7キロを過ぎたあたりから、だんだん苦しくなってきました。
膝も、おなかも痛くないし、心拍もまだピークからは余裕があるのに、苦しい気がする。
これは間違いなく、心理的なもので、走ったことの無い未踏の領域に入ったからだと思います。
「もう頑張ったから歩いていいよ」とささやく自分が、頑張って走ろうとする自分の足を引っ張るのです。
体を鍛えた経験というのは、自分と戦って勝ったという成功体験なんだな。
私はそれをやってこなかったから今苦しいんだな。
そんなことを考えました。
根性の無い私には、自分にはできる、という体験を地道に蓄積することが一番大事だと感じました。

10キロ過ぎから足の裏が痛くなってきた

10キロを過ぎたころから、左足の裏の筋が痛み出しました。
あと10キロもあるのに、どうしよう。
気が付くと、結構歩き出した人もいるし、どうしようかな、ちょっと休もうかな、という誘惑に駆られてきました。
夫は今頃どこにいるのだろう、とグーグルマップの位置共有で夫の場所を確認。
最近膝と腰を痛めた夫は、今日は走らず、後ろの方を歩いているはずでした。
しかし、グーグルマップで見ると、わずか1.1キロしかはなれていない。
「うわ、これはまずい、追いつかれる。」
トレーニングもしていない夫に追いつかれるのは屈辱だ、と痛みを我慢して走りました。
仮装している人たちも、大変そうですが頑張っています。
戦隊ヒーローは仮面かぶって、ドラえもんも大きな被り物をかぶって走ってる。
一本歯の下駄で走っている人もいます(この人、実は凄く速かった)。
10キロから17キロは、意外と早く過ぎた気がします。
しんどい時、道端の応援の方のハイタッチが本当に有難かった。
ハイタッチしてもらうのに、歩いているのは申し訳ないので、頑張れた気がします。

17キロから左足裏痛がごまかせないレベルに

ごまかしごまかし走ってきましたが、足の裏の筋が踏み出すごとにピキピキと悲鳴を上げ始めました。
我慢できなくなると歩き、しばらく走る、を繰り返す感じです。
ランニングの師匠のKさんも言っていましたが、ここで痛感します。
歩いても進まない・・・・。
走らないと終わらないのです。

ここで有難い有難い、アイスが配られました。
ちょうど川べりの舗装道から、ぬかるみの農道に入ったこともあり、皆さん歩いてアイスを食べる時間に。
戦隊ヒーローも、ドラえもんも、みな被り物を半分あげてアイスにかぶりついています。
10分ほど休憩したら、最後ゴールに向けて頑張るのみ!
残り2キロからは皆さんペースを上げて走り出します。
会場からのアナウンスが聞こえ、ゴールが近づいてきます。
運営の皆さんや参加者の皆さんの拍手の中、ゴールすることができました。

今思うこと

ハーフマラソンに出ようと決めてから、少しずつ練習し、「やっぱり出るのやめよう」とならずに、ゴールすることができたのは、私の中の小さな成功体験になりました。
意外なのは、その後もコンスタントに走っていること。
相変らず長い距離は走れないし、30分楽に走る、という目標はまだ遠い。
習慣化には、ごちそうが必要と言われますが、私にとってのごちそうは、30分楽に走れるようになったら、どんな気持ちになるか味わってみたい、ということだと思います。
今は、体験し、そのプロセスを楽しむ、私の「学習欲」が思う存分喜んでいる感じです。
苦しいのに楽しい、これが走ることの面白さ?でしょうか。

この記事を書いた人

重次泰子

重次泰子

熊本県出身。
慶応義塾大学、経済学部卒業。
銀行で8年勤務し、その後4年ほど2人の子育てに専念。
その後シンクタンクで11年派遣社員(嘱託研究員)、2年間研究員として勤務。
この間、コーチングに出会い、学ぶ中で、「メンバーの幸福度とチームの成果の両方を引き上げる仕組みづくりはないか」という問題意識を持ち、Gallup認定ストレングスコーチ資格を取得。

2018年10月「リソース活用ラボ」開業。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
ギャラップ認定ストレングスコーチ

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